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「まだ顧問は早いかも」で迷っている人が、税理士に相談できること

税理士への一度だけのスポット相談

「会計、そろそろちゃんとしないとな」——そう思いながら、もう何ヶ月も過ぎてしまった。気にはなっている。でも、毎月お金を払って税理士に顧問についてもらうのは、まだ大げさな気もする。そんなふうに、相談する手前で止まっている方は、めずらしくありません。先に結論だけお伝えすると、いきなり顧問契約を結ぶ必要はありません。まずは一度、見てもらうところから始めていいのです。

「顧問はまだ早い」と感じるのは、自然なこと

毎月の顧問契約というと、しっかり腰を据えて任せる、大きめの一歩に聞こえます。年商がまだ数千万、創業して一、二年、社員もいるかいないか——そういう段階で「毎月の顧問はうちにはまだ重い」と感じるのは、ごく自然な感覚です。

それでいて、会計まわりは気にかかっている。領収書はたまっていく。会計ソフトを入れたものの、途中で止まっていて、数字が合っているのかも分からない。「このままでいいのかな」という小さな不安だけが、ずっと頭の片隅に残っている。

その状態は、だらしないわけでも、後回しにしているわけでもありません。本業で手一杯なら、数字が後ろに回るのは当たり前のことです。ただ、気にかかったまま放っておくと、不安だけが少しずつ大きくなってしまう。だからこそ、覚悟を決めて顧問を頼む前に、もっと手前の一歩があっていいと思っています。それが、一度だけの相談です。

何から話せばいいか、決まっていなくていい

スポット相談というと、何か質問を用意して、資料をきれいに揃えてから臨むもの——そんなイメージがあるかもしれません。でも、そうではありません。

「何が分からないのかも、うまく言えない」。それで構いません。むしろ、そういう状態のまま来ていただいたほうが、話が早いです。何から話せばいいか分からなくて構いませんし、「とりあえず今の状態を見てほしい」だけでも十分に成り立ちます。整えてから来る必要はなく、整っていないところを、いっしょに見るための時間だからです。

一度きりの相談ですから、その場で大きな決断を迫られることもありません。見て、聞いて、すっきりして帰る。それだけで終わってよい一歩です。

一度の相談で見えてくる、効くポイントは2つ

限られた時間で全部を点検することはできません。でも、一度の相談でも、つかんでおくと役に立つことが2つあります。

ひとつは、優先して手を打った方がよいことが、今あるかどうか。期限が決まっている手続きや、後回しにすると整理することが増えていくところがないか。ここが分かるだけで、「次に何をすればいいか」の見通しが立ちます。

もうひとつは、今のやり方を、このまま続けていいのかどうか。会計ソフトの使い方でも、書類の残し方でも、「これで合っているのか」という不安に、いったん区切りをつける。続けていい部分は「そのままで大丈夫」とお伝えできますし、変えた方がいい部分は、どう変えるかをいっしょに考えます。

初回の相談でいちばん多いのは、書類が散らかっていることそのものより、「何を判断の材料にしていいのか分からない」という詰まりです。私が最初に整理するのは、たいていそこです。

相談したら、顧問にしなきゃいけない?

ここは、はっきりお伝えしておきます。この相談は、顧問契約を前提にしたものではありません。その場で何かを決めていただく必要もありません。相談したからといって、そのまま顧問契約に進まなければいけない、ということはありません。

見てもらった結果、「しばらくは自分で続けます」でも、まったく問題ありません。逆に「やっぱり毎月見てほしい」と感じたら、そのときに改めて考えればいい。順番も、ペースも、人それぞれです。一度の相談のあと、ご自身に合うかたちで進めていかれた方の例も、よければお客様の声「スポット相談から、月次の顧問へ進んだ方の実例」をご覧ください。

大切なのは、まず一度、専門家の目で見てもらって、頭の中の「気がかり」をひとつ減らすこと。その先をどうするかは、それから決めれば間に合います。

それでも「顧問って、結局どこまで頼めるの」が気になる方へ

一度の相談を通して、「やっぱり毎月まとめて任せたい」と感じる方もいます。そのとき気になるのが、「税理士に、どこまで頼んでいいのか」という線引きです。

ここは一度の相談で全部を語り尽くせるものではないので、別の記事で「経理を丸投げしたいとき、税理士にどこまで頼める?」としてくわしくお話ししています。経理をまるごと預けたいとき、何を任せてよくて、何は自分の手元に残すのか——その整理を、先に読んでおいていただくと、相談の場でも話が早くなります。

なお、「会計ソフトを入れたけれど、途中で止まっている」という、もう少し具体的な引っかかりについては、別途くわしく書く予定です(会計ソフトが途中で止まっている方へ・準備中)。今はまず、「一度見てもらう」という入口だけ、頭の隅に置いておいてください。

気になっていることを、ひとつだけ持ってきてください

整理して、まとめてからでなくて大丈夫です。そこから、いっしょに整理していきます。一度だけ、見てもらうところから始めていい——その入口はスポット相談のサービスにまとめています。

公認会計士・税理士。BIG4での監査業務、中堅税理士法人での中小・上場企業税務を経て、福岡市を拠点に賀数公認会計士・税理士事務所を開業。中小企業・個人事業主の税務顧問、創業支援、融資・補助金・資金繰り、確定申告、相続税の相談に対応しています。

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