福岡市で個人市県民税の通知が届いたら確認したいこと|個人事業主・退職後の方へ

福岡市にお住まいの方には、6月頃に個人市県民税の納税通知書が届くことがあります。
特に、個人事業主、フリーランス、退職後に給与天引きではなくなった方、副業や確定申告をした方は、通知書の内容を確認しておくことが大切です。
個人市県民税は、前年の所得などをもとに計算されます。そのため、確定申告の内容や、前年の収入・所得の状況が通知額に反映されているかを確認することが重要です。
この記事では、福岡市で個人市県民税の通知が届いたときに確認したいことを、個人事業主・退職後の方にもわかりやすく整理します。
個人市県民税とは
個人市県民税とは、一般に「個人住民税」と呼ばれる税金の一種です。
前年の所得などをもとに、市町村民税と道府県民税が計算され、原則としてその年の6月以降に納付していきます。福岡市の場合は、市民税と県民税を合わせて「個人市県民税」として案内されています。
給与所得者の場合は、勤務先の給与から毎月差し引かれる「特別徴収」となることが多いです。一方、個人事業主や退職後の方などは、納税通知書に基づいて自分で納付する「普通徴収」になることがあります。
所得税と個人市県民税は別の税金です
所得税は国に納める税金で、個人市県民税は地方自治体に納める税金です。確定申告をした後に、別途、個人市県民税の通知が届くことがあるため、「確定申告で納税したのに、また通知が来た」と感じる方もいます。
福岡市の個人市県民税通知が届く時期
福岡市の令和8年度市税納期では、個人市県民税・普通徴収第1期の納税通知書は6月11日頃発送、納期限は6月30日とされています。
普通徴収の場合は、年4回に分けて納付する形になります。令和8年度の福岡市の納期限は次のとおりです。
| 区分 | 納期限 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| 第1期 | 6月30日 | 納税通知書が届いたら、税額・納付方法・前年の所得との関係を確認します。 |
| 第2期 | 8月31日 | 夏の資金繰りや事業用支払いと重なる場合があります。 |
| 第3期 | 11月2日 | 年末に向けた支払い予定とあわせて確認しておきましょう。 |
| 第4期 | 翌年2月1日 | 確定申告時期と近いため、他の納税予定とあわせて整理しておくと安心です。 |
実際の納期限は年度によって変わることがあります。通知書や福岡市の公式情報で、最新の納期限を確認してください。
通知が届いたらまず確認したいこと
個人市県民税の通知が届いたら、まず次の項目を確認しましょう。
通知書で確認したい項目
- 納税義務者の氏名・住所
- 税額の合計額
- 各期の納付額と納期限
- 前年の所得金額
- 所得控除の内容
- 確定申告や年末調整の内容が反映されているか
- 納付方法
税額だけを見るのではなく、前年の所得や控除の内容が自分の認識と大きくずれていないかを確認することが大切です。
特に、医療費控除、扶養控除、社会保険料控除、生命保険料控除などを申告した方は、申告内容が正しく反映されているか確認しておきましょう。
個人事業主が注意したいポイント
個人事業主の場合、個人市県民税は前年の確定申告の内容をもとに計算されます。
そのため、通知書の税額に違和感がある場合は、まず前年の確定申告書や青色申告決算書、収支内訳書の内容を確認することが重要です。
個人事業主が確認したいこと
- 前年の事業所得が正しく反映されているか
- 青色申告特別控除などが反映されているか
- 必要経費の集計に誤りがなかったか
- 扶養控除や社会保険料控除などが反映されているか
- 予定納税や所得税の納付予定とあわせて資金繰りに無理がないか
個人市県民税は、所得税の確定申告が終わった後に通知されるため、事業用資金から納付する場合は資金繰りに影響することがあります。
特に、所得税、消費税、国民健康保険料、予定納税などと支払い時期が重なる場合には、年間の納税予定を整理しておくと安心です。
退職後の方が注意したいポイント
会社員の方は、在職中は住民税が給与から天引きされていたため、納税通知書を自分で受け取る機会が少ないことがあります。
退職後は、給与からの特別徴収が終了し、普通徴収に切り替わることで、自宅に納税通知書が届く場合があります。
退職後に通知が届いて驚くケースがあります
個人市県民税は前年の所得をもとに計算されるため、退職後に収入が下がっていても、前年の給与所得をもとにした税額が通知されることがあります。通知が届いたら、前年の収入状況と納付時期を確認しましょう。
退職後に個人事業を始めた方や、副業を本業にした方は、確定申告、個人市県民税、国民健康保険料などをまとめて確認する必要があります。
税額に違和感があるときの確認方法
通知された税額に違和感がある場合でも、すぐに誤りと決めつけるのではなく、まずは次の順番で確認しましょう。
税額に違和感があるときの確認順序
- 前年の確定申告書または源泉徴収票を確認する
- 所得金額が通知書と大きくずれていないか確認する
- 扶養控除、社会保険料控除、医療費控除などが反映されているか確認する
- 退職、転職、副業、個人事業の開始などの事情を整理する
- 不明点があれば福岡市や専門家に確認する
個人市県民税は、前年の所得や控除、家族構成などによって税額が変わります。前年と比べて税額が増えている場合でも、収入の増加、控除の減少、扶養状況の変化などが影響していることがあります。
納付が難しい場合は早めに相談する
納税通知書が届いたものの、一時的に納付が難しい場合は、放置せずに早めに相談することが大切です。
福岡市では、市税を一時に納付することが困難な場合の猶予制度や相談窓口が案内されています。状況によって必要な手続きや書類が異なるため、納期限前に確認しておくと安心です。
納付が難しいときは放置しないことが大切です
納付書をそのままにしておくと、延滞金などの問題につながることがあります。資金繰りの都合などでどうしても納付が難しい場合は、早めに福岡市の窓口へ相談しましょう。
税理士に相談した方がよいケース
個人市県民税そのものの課税や納付については、最終的には自治体への確認が必要です。
一方で、税額の前提となる確定申告の内容や、個人事業主としての所得計算、今後の納税資金の見通しについては、税理士に相談した方が整理しやすいケースがあります。
相談を検討したいケース
- 前年の確定申告内容が正しかったか不安がある
- 個人市県民税の通知額が想定より大きい
- 個人事業主として、所得税・住民税・消費税の納付予定を整理したい
- 退職後に個人事業を始め、税金の流れが分からない
- 副業やフリーランス収入があり、申告内容に不安がある
税額の根拠を確認するためには、前年の確定申告書、源泉徴収票、納税通知書、控除関係の資料などをそろえておくとスムーズです。
まとめ
この記事のポイント
- 福岡市では、個人市県民税・普通徴収の通知が6月頃に届くことがあります。
- 通知書が届いたら、税額、納期限、所得金額、控除内容を確認しましょう。
- 個人事業主は、前年の確定申告内容が税額に反映されているか確認することが大切です。
- 退職後の方は、給与天引きから普通徴収に切り替わり、通知書が届く場合があります。
- 税額に違和感がある場合は、確定申告書や源泉徴収票を確認し、必要に応じて相談しましょう。
個人市県民税・確定申告に不安がある方へ
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参考情報
この記事は、福岡市「令和8年度 市税の納期」「給与からの特別徴収」等の情報を参考に作成しています。制度の詳細や最新情報は、福岡市の公式情報もあわせてご確認ください。


